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次回予約を毎回案内しているのに、なかなか取れない。
強く伝えると押し売りになりそうで、結局、会計時に軽く聞くだけになっている。
髪質改善の継続が必要なのは分かっているけれど、お客様にどう伝えれば納得してもらえるのか分からない。
そんな悩みを持つ1人美容室や小規模サロンの経営者は多いと思います。
先日、YouTubeの撮影で、店販と次回予約について話しました。
その中で僕が伝えた結論は、次回予約は無理に取らなくてもいいということです。
もちろん、次回予約に取り組まなくていいという意味ではありません。
次回予約は、お客様の髪をきれいに保ち、サロンの売上を安定させ、美容師自身の時間や家族との予定を守るために必要な仕組みです。
ただし、予約を取ること自体が目的になると、お客様には営業や囲い込みに見えてしまいます。
次回予約は、美容師が押し込むものではありません。
お客様が、
「この髪を維持するためには、この時期に来た方がいい」
と理解した結果として、自然に入るものです。
次回予約が取れないのは、押しが弱いからではない
次回予約が取れないと、
「もっと強く案内した方がいいのか」
「次回予約の特典をつけた方がいいのか」
と考えがちです。
でも、見直すべきなのは最後の一言ではありません。
大切なのは、お客様が次に来る必要性を理解できているかです。
美容師には、髪の状態を見れば適切な来店周期が分かります。
髪質改善なら、今日どこまで改善し、どこにダメージが残り、何週間後からまとまりが落ちるかも想像できます。
しかし、お客様には分かりません。
それなのに施術後、突然、
「髪質改善は3回続けた方がいいです」
「次は1カ月後がおすすめです」
と伝えても、お客様は判断できません。
今日の仕上がりがきれいだからこそ、
「なぜ、また1カ月後に来るの?」
と思うのは自然なことです。
周期を伝えるだけではなく、なぜその時期に来る必要があるのかを、お客様自身の髪と生活に結びつけて説明する必要があります。
美容室では買わず、Amazonで買った理由
YouTube撮影の中で、撮影相手からこんな体験談が出ました。
初めて行った美容室でブリーチをしたときに、
「カラーシャンプーを使った方がいいですよ」
と勧められたそうです。
必要らしいことは分かったけれど、その場では買わなかった。
家に帰ってYouTubeで、
- なぜブリーチ後に黄みが出るのか
- なぜ紫色のシャンプーを使うのか
- 使わないとどうなるのか
- どの商品を選べばいいのか
を調べ、最終的にはAmazonで購入したそうです。
商品が必要なかったわけではありません。
美容室では、買うほど必要性を理解できなかったということです。
さらに、その美容室では帰り際に次回予約も勧められました。
商品を買いたいとも、次も来たいとも思っていない状態で予約を勧められても、お客様には二度セールスを受けた感覚が残ります。
店販も次回予約も、本質は同じです。
必要性が伝わっていない状態で勧めれば、どちらも売り込みに見えてしまいます。
髪質改善なら「次は1カ月後」ではなく、髪の未来を伝える
髪質改善のお客様には、例えばこう伝えます。
今日、表面の広がりはかなり落ち着きました。
ただ、内側には過去のカラーによる乾燥がまだ残っています。
今の状態が大きく戻る前にもう一度整えると、少しずつ髪が安定しやすくなります。
さらに、次に起こる変化まで伝えます。
今の状態なら、5週間ほどすると毛先のまとまりが落ちやすくなります。
朝のアイロン時間を増やしたくないなら、その前に整えるのがおすすめです。
ここまで伝われば、お客様は「1カ月後に来てください」と言われたのではありません。
自分の髪と、朝の時間を守るために必要な時期を教えてもらったと感じます。
僕も最初から、次回予約や店販がうまくできたわけではありません。
取り組み始めた頃は、10人に伝えて1人につながればいい方でした。
当時は、商品の成分やメニューの特徴を一生懸命説明していました。
でも、お客様が何に困り、どうなりたいのかを十分に聞けていなかった。
今振り返れば、提案していたのではなく、自分が話したいことを一方的に伝えていただけだったと思います。
そこで見直したのが、最後のクロージングではなく、最初のカウンセリングでした。
例えば、髪質改善のお客様にはこう聞きます。
朝の手入れで、一番時間がかかるのはどこですか?
今日きれいにするだけでなく、この先どんな状態を維持できたら嬉しいですか?
髪がどうなれば、毎日のストレスが減りますか?
ここまで聞くと、お客様が本当に叶えたいことが見えてきます。
髪をきれいにしたいのではなく、朝のアイロン時間を減らしたい。
広がりを抑えたいのではなく、人前で髪を下ろしたい。
ツヤが欲しいのではなく、年齢とともに髪が老けて見える不安を減らしたい。
目的が分かれば、次回来店の説明も自然になります。
「それでも案内しなければ予約は入らない」という不安
とはいえ、
「必要性が伝わるまで待っていたら、次回予約率が上がらない」
「こちらから案内しなければ、お客様は適切な周期を知らない」
「予約が入らないと、来月の売上が読めない」
と感じる人もいると思います。
その不安は間違っていません。
美容師側から次回来店の時期を案内することは必要です。
問題なのは案内することではなく、理由が伝わっていないまま、予約だけを求めることです。
必要な理由を説明したうえで、
今のきれいな状態を維持するなら、5週間後がおすすめです。
先の予定が分からなければ、今日は無理に取らなくても大丈夫ですよ。
と伝えればいい。
断れる余白があるからこそ、お客様は安心して自分で選べます。
そして、納得して入った予約は、無理に取った予約よりキャンセルされにくく、信頼も残ります。
まとめ|次回予約は、お客様と美容師の未来を守る仕組み
次回予約が取れないときに、会計時の言い方だけを変えても根本は変わりません。
まずは、お客様が叶えたい状態を聞く。
今日の施術でどこまで改善したのかを共有する。
この先、いつ頃から、どのような変化が起こるのかを伝える。
そのうえで、必要な来店時期を案内する。
この流れができて初めて、次回予約は美容師側の都合ではなく、お客様にとって必要な予定になります。
そして、次回予約が安定することで得られるのは、来月の売上だけではありません。
数カ月先の予約状況が見えるようになれば、空いている日だけ集客し、先に休みを決め、家族との予定も組めるようになります。
1人美容室は、予約が見えない不安から営業日を増やし、休みを後回しにしがちです。
でも、それでは予約が埋まっていても、時間にも気持ちにも余裕が残りません。
次回予約は、お客様を囲い込むためのものではありません。
お客様の髪を計画的にきれいにしながら、美容師自身の売上、時間、体力、家族との予定を守るための仕組みです。
店販も次回予約も、本質は同じです。
売ることや予約を取ることから始めるのではなく、お客様を理解し、必要な理由を正しく伝え、納得して選んでもらう。
その積み重ねが、押し売りをしなくても選ばれる美容室をつくります。
次回予約に悩んでいるなら、まず見直してほしいのは予約率ではありません。
お客様が、次に来る意味をどこまで理解できているか。
そこを変えることが、お客様のきれいと、美容師自身の豊かなライフスタイルの両方につながると僕は思っています。
最後に、、、
次回予約も店販も、本質は同じです。
大切なのは、売り込むことではなく、お客様の悩みを理解し、必要な理由を伝え、納得して選んでもらうことです。
店販フェス2026は、商品をたくさん売るためだけのイベントではありません。
商品、カウンセリング、伝え方、体験、仕組みを通して、技術売上だけに頼らず、お客様から自然に選ばれる美容室経営を学ぶ場です。
「次回予約や店販を増やしたいけれど、押し売りはしたくない」
「予約は埋まっているのに、時間や利益に余裕がない」
「この働き方を、10年後も続けられるのか不安」
そう感じている1人美容室・小規模サロン経営者の方は、店販フェス2026の詳細をご覧ください。
お客様との信頼を、売上、時間、家族との未来につなげるヒントが見つかるはずです。
▼店販フェス2026の詳細はこちら
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髪質改善サロンの次回予約とカウンセリングを解説する1人美容室経営者向け記事
