最初の1記事を成果につながるブログへ育てる方法
第1部では、記事を書く前の設計を行いました。
第2部では、松島式7ステップを使って最初の記事を完成させました。
ここからは、1記事を書いて終わるのではなく、ブログを、
- 新規集客
- EC販売
- 既存のお客様への情報提供
- サロンや美容師への信頼
につなげていきます。
この記事で完成させること
この記事では、次の4つを完成させます。
- 集客につなげる記事テーマ
- EC販売につなげる記事テーマ
- 90日間の記事計画
- 毎月確認する数字
最初から大量の記事を書く必要はありません。
90日間で必要な記事を1つずつ作り、届け、改善する流れを作ります。
1.ブログ記事には役割がある
すべての記事から、すぐに予約や購入につなげる必要はありません。
記事ごとに役割を持たせます。
悩み解決記事
お客様が抱えている悩みに答える記事です。
例
- 白髪染め後に髪がパサつく原因
- ヘアオイルをつけるとベタつく理由
- トリートメントをしても髪がまとまらない原因
- 髪を乾かす時間が長くなる理由
読者に見つけてもらう入口になります。
集客記事
読者の悩みを解決する方法として、サロンのメニューや施術を伝える記事です。
例
- 白髪染め後のパサつきに対して当店が行っている施術
- 初めて髪質改善を受ける方へ
- マンツーマン美容室が向いている方
- 初回カウンセリングで確認していること
最終的なゴールは、予約や問い合わせです。
EC販売記事
読者の悩みを解決するために、商品の必要性や使い方を伝える記事です。
例
- 髪を乾かす時間が長い方がタオルを見直す理由
- 白髪染め後に使用するシャンプーの選び方
- ヘアオイルをつけると重くなる原因と適量
- 頭皮の乾燥が気になる方の商品選び
最終的なゴールは、商品購入です。
事例・信頼記事
実際のお客様の事例や、サロンの考え方を伝える記事です。
例
- 白髪染め後の広がりに悩んでいたお客様の事例
- なぜ初回カウンセリングに時間をかけるのか
- なぜ商品を無理に販売しないのか
- なぜブログを書いているのか
- なぜこの商品を取り扱っているのか
すぐに予約や購入につながらなくても、比較検討している人の不安を減らします。
2.集客につながる記事の作り方
集客記事の目的は、サロンを一方的に宣伝することではありません。
読者に、
この美容師なら、自分の悩みを理解してくれそう
と思ってもらうことです。
集客記事の基本導線
お客様の悩み
↓
悩みが起きる原因
↓
自宅でできること
↓
サロンでできること
↓
実際の事例
↓
料金・施術時間
↓
予約方法
集客記事に入れる内容
- 誰に向けた記事か
- よくある悩み
- 最初に結論
- 悩みが起きる原因
- 自宅でできること
- サロンでできること
- 実際のお客様の事例
- 施術の流れ
- 料金と所要時間
- 予約方法
集客記事の考え方
例えば、
「当店の髪質改善メニューがおすすめです」
から始めると、サロンの宣伝に見えます。
最初は、
「髪質改善をしても、すぐに髪が戻ったように感じる」
という読者の悩みから始めます。
そこから、
- なぜ戻ったように感じるのか
- 髪質改善でできること
- 髪質改善だけではできないこと
- 自宅で見直すこと
- サロンで確認すること
を説明します。
必要性を理解してもらった後に、サロンで提供している施術を案内します。
集客記事のテーマ例
- 白髪染め後に髪がパサつく原因
- 髪質改善をしてもまとまりにくい方が確認すること
- 40代から髪が広がりやすくなる理由
- 美容室でトリートメントをしても自宅で戻る原因
- 朝のアイロン時間を短くしたい方へ
- 初めて髪質改善を受ける前に知ってほしいこと
- マンツーマン美容室が向いている方
- 自分に合う美容室を選ぶ時に確認したいこと
- 美容室で悩みをうまく伝えられない方へ
- 初回カウンセリングで美容師が確認していること
集客記事テーマ記入ワーク
今後作る集客記事を3つ決めてください。
1.__________________
2.__________________
3.__________________
3.EC販売につながる記事の作り方
商品記事で最も大切なのは、商品から説明を始めないことです。
お客様が求めているのは、商品そのものではありません。
商品を使うことで得られる未来です。
EC販売記事の基本導線
お客様の悩み
↓
悩みが起きている原因
↓
必要な対策
↓
なぜこの商品が必要なのか
↓
商品の特徴と使い方
↓
実際に使用した感想
↓
価格・送料
↓
購入方法
商品説明だけの記事にしない
商品記事でよくあるのが、
- 商品名
- 成分
- 容量
- 香り
- 価格
- メーカーの説明
だけを掲載する記事です。
これでは読者は、
「そういう商品なんだ」
と理解して終わります。
悩みから商品につなげる
例えば、吸水性の高いタオルを販売する場合、
「吸水性が高いタオルです」
から始めるのではありません。
最初に、
「髪を乾かす時間が長い場合は、ドライヤーだけでなく、ドライヤー前に髪に残っている水分を見直すことが大切です」
と伝えます。
その後に、
「ドライヤー前の水分を効率よく取る方法として、吸水性の高いタオルがあります」
と商品を紹介します。
特徴・メリット・未来をつなげる
商品の特徴
吸水性が高い。
メリット
髪についた水分をタオルドライで吸収しやすい。
得られる未来
毎日のドライヤー時間の負担を減らしやすくなる。
お客様が知りたいのは、商品を使った後の日常です。
EC記事に入れる内容
- 読者の悩み
- 最初に結論
- 悩みが起きる原因
- 必要な対策
- 商品が必要な理由
- 商品の特徴
- 使用方法
- 実際に使った感想
- 合う人・合わない人
- お客様の事例や感想
- 価格・送料・発送
- 購入方法
EC記事のテーマ例
- 髪を乾かす時間が長い方がタオルを見直す理由
- 白髪染め後に使用するシャンプーの選び方
- ヘアオイルをつけると重くなる原因
- 頭皮の乾燥が気になる方のシャンプー選び
- トリートメントを使っても髪がまとまらない理由
- ドライヤー前に使う商品の順番
- シャンプーの使用量が多すぎると起きること
- 美容室専売商品と市販商品の選び方
- 商品を使い始めても違いを感じにくい時に確認すること
- 家族で同じシャンプーを使う前に確認したいこと
EC記事テーマ記入ワーク
今後作るEC記事を3つ決めてください。
1.__________________
2.__________________
3.__________________
4.記事を単体で終わらせない
1つの記事だけで、悩みの発見から予約・購入まで、すべてを伝える必要はありません。
同じ悩みを扱う記事同士をつなげます。
白髪染め後のパサつきを例にした記事導線
記事1・悩み解決
白髪染め後に髪がパサつく原因
記事2・集客
白髪染め後のパサつきに対して当店が行っている施術
記事3・EC販売
白髪染め後に使用するシャンプーの選び方
記事4・事例
白髪染め後の広がりに悩んでいたお客様の事例
記事5・アフターフォロー
白髪染め後の状態を保つ自宅でのお手入れ方法
記事の途中や最後に、
「白髪染め後に使用するシャンプーの選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています」
というように関連記事を案内します。
これにより、読者が自分に必要な情報を順番に確認できます。
5.記事を書いた後に届ける
ブログは、公開しただけで自然に多くの人へ読まれるわけではありません。
最初は、すでに関係性のあるお客様へ届けることから始めます。
サロンワークで紹介する
伝え方の例
「今日お伝えした乾かし方を、写真付きでブログにまとめています。自宅で分からなくなった時に見てください」
「この商品の使う量と順番を記事にしているので、帰宅後に確認してください」
「次回来店までのお手入れ方法をブログにまとめています」
ブログを接客の一部として使うことで、お客様が実際に読んでくれるようになります。
LINEで届ける
すべてのお客様に同じ記事を送る必要はありません。
悩みに合わせて、
「先ほどお話しした内容を記事にまとめています」
と関連記事を案内します。
Instagramから届ける
Instagramは、ブログ記事に興味を持ってもらう入口として活用できます。
ただし、このブログ教材ではInstagram運用の詳細までは扱いません。
ブログ教材を完成させた後に、次のInstagram運用教材で、
- Instagramでは何を発信するのか
- リール・フィード・ストーリーズの役割
- プロフィールの作り方
- ブログへの誘導方法
- 集客・EC販売につなげる導線
- 1つのブログを複数の投稿へ変える方法
を詳しく学んでいきます。
まずは、Instagramから案内できるブログ記事を作ることを優先してください。
6.集客10名・EC販売月5万円から逆算する
目標を決める時は、必要な行動まで分解します。
EC販売月5万円の例
平均購入単価が5,000円の場合、
月5万円を作るためには、月10件の購入が必要です。
商品単価が10,000円の場合は、月5件の購入が必要です。
確認する数字は、
- 商品記事を読んだ人数
- 商品ページへ移動した人数
- 購入した人数
- 平均購入単価
- EC売上
です。
集客10名の例
ブログ経由で10名に来店してもらうためには、来店だけでなく途中の数字を確認します。
- 記事を読んだ人数
- 予約ページへ移動した人数
- 問い合わせた人数
- 予約した人数
- 実際に来店した人数
最初から必要な閲覧数を正確に予測することはできません。
現在の状況を記録し、数字を見ながら改善します。
目標設定ワーク
集客目標
集客したいメニュー:
__________________
90日間の集客目標:
____名
予約方法:
__________________
EC販売目標
販売する商品:
__________________
商品単価:
____円
月間売上目標:
____円
必要な購入件数:
____件
7.90日実践ロードマップ
ブログ初心者が、最初から毎日更新する必要はありません。
最初の90日間は、
記事を作る
届ける
数字を確認する
改善する
という流れを作ることが大切です。
1か月目
最初の3記事を完成させる
第1週
- 集客したいメニューを1つ決める
- 販売したい商品を1つ決める
- お客様から受けた質問を10個書き出す
- 最初の記事テーマを決める
第2週
- 誰に向けて書くか決める
- 何のために書くか決める
- タイトルを3案作る
- 見出しを完成させる
第3週
- 松島式7ステップで本文を書く
- 写真を用意する
- 予約または購入の導線を設置する
- 最初の記事を公開する
第4週
- 2記事目を作る
- 3記事目を作る
- お客様に記事を紹介する
- LINEなどから関連記事を案内する
1か月目の目標
- 悩み解決記事:1記事
- 集客記事:1記事
- EC販売記事:1記事
2か月目
集客記事とEC記事を増やす
第5〜6週
- 集客記事を2本作る
- サロンでできることを書く
- 料金と所要時間を明記する
- 予約方法を分かりやすくする
第7〜8週
- EC販売記事を2本作る
- 商品の特徴ではなく必要性を書く
- 使用方法を具体的にする
- 価格・送料・購入方法を確認する
2か月目の目標
- 集客記事:合計3記事
- EC販売記事:合計3記事
- 関連記事同士をつなげる
- 商品ページと予約ページへの導線を確認する
3か月目
信頼記事を追加し、改善する
第9〜10週
- お客様の事例記事を作る
- サロンの考え方を伝える記事を作る
- 商品を取り扱う理由を書く
- 過去の記事をお客様へ再案内する
第11〜12週
- よく読まれている記事を確認する
- 予約につながった記事を確認する
- 商品購入につながった記事を確認する
- タイトルやCTAを改善する
- 次の90日で作る記事を決める
90日間の記事目安
- 悩み解決記事:3記事
- 集客記事:4記事
- EC販売記事:4記事
- 事例・信頼記事:2記事
- 合計:13記事
記事数は目安です。
数だけを達成するために、内容の薄い記事を増やす必要はありません。
1人のお客様の1つの悩みに対して、役に立つ記事を積み重ねます。
8.毎月確認する数字
最初から難しい分析をする必要はありません。
まずは、次の数字を毎月記録します。
| 確認項目 | 先月 | 今月 | 次に改善すること |
|---|---|---|---|
| 公開した記事数 | |||
| ブログを読んだ人数 | |||
| 予約ページへの移動数 | |||
| ブログ経由の問い合わせ数 | |||
| ブログ経由の予約数 | |||
| 商品ページへの移動数 | |||
| 商品購入件数 | |||
| EC売上 |
記事は読まれているが予約されない場合
- サロンで何ができるか分かりにくい
- 料金が分からない
- 施術時間が分からない
- 初めて来店する不安が残っている
- 予約方法が分かりにくい
- CTAが弱い
商品ページへ移動しない場合
- なぜ商品が必要なのか伝わっていない
- 商品の特徴だけを説明している
- 使用方法が分からない
- どのような人に合う商品か分からない
- 購入ボタンが見つけにくい
商品ページへ移動するが購入されない場合
- 価格に納得できる説明がない
- 送料が分からない
- 発送日が分からない
- 支払方法が分からない
- 商品ページが使いにくい
- 返品や交換条件が分からない
数字が悪いからといって、ブログに向いていないわけではありません。
読者がどこで止まっているのかを確認し、1つずつ改善します。
9.今回のブログ教材で最も大切なこと
ブログで成果を出すために、最初から難しいSEOやコピーライティングをすべて覚える必要はありません。
まずは、目の前のお客様から聞かれた1つの質問を選びます。
そして、
- 何のために書くのか
- 誰に向けて書くのか
- 何を、どのような方法で解決するのか
を決めます。
その後に、タイトルと見出しを作り、松島式7ステップで記事を書きます。
記事を公開した後は、実際にお客様へ届けてください。
「分かりにくい部分はなかったですか?」
「他に知りたいことはありますか?」
と聞きながら、記事を改善していきます。
ブログは、自分が書きたいことを書くためのものではありません。
お客様が困っていることを、親切に、分かりやすく伝えるためのものです。
お客様の悩みを理解し、必要な情報を届ける。
その結果として信頼が生まれ、予約や商品購入につながります。
最初の目標は、いきなり集客10名やEC販売月5万円を達成することではありません。
まずは、
1人のお客様の、1つの悩みを解決する記事を1つ完成させる。
ここから始めてください。
その1記事の積み重ねが、集客10名・EC販売月5万円につながるブログへ育っていきます。
次の教材について
ブログ記事を作るだけでは、すぐに多くの人へ届くとは限りません。
次のInstagram運用教材では、今回作ったブログを届けるために、
- 誰に向けて発信するのか
- Instagramのゴール設定
- プロフィールの作り方
- 発信テーマの決め方
- リール・フィード・ストーリーズの使い分け
- 投稿からブログへつなげる方法
- Instagramから集客・EC販売へつなげる導線
- 90日間のInstagram運用方法
を初心者向けに解説していきます。
まずは今回のブログ教材を使って、読者へ届けるためのコンテンツを完成させてください。
