誰に、何を、何のために書くのかを整理しよう
ブログを始めたいと思っても、
「何を書けばいいか分からない」
「文章を書くのが苦手」
「自分の記事なんて読んでもらえるのかな」
と考えて、なかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いと思います。
ですが、ブログは文章が得意な人だけがするものではありません。
目の前のお客様から聞かれたことを、その人が自宅に帰った後でも分かるように、親切に、丁寧にまとめるものです。
最初から完璧な記事を書く必要はありません。
まずは、1人のお客様が抱えている1つの悩みを選び、その悩みを解決する記事を1つ作ることから始めていきましょう。
この記事で完成させること
この記事では、まだブログ本文は書きません。
最初の記事を書くために必要な、次の5つを完成させます。
- 記事を書く目的
- 記事を届ける相手
- 記事で解決する悩み
- 記事のタイトル
- 記事の見出し構成
ここまで決まれば、ブログ記事の大部分は完成したようなものです。
本文を書く前の設計を、順番に進めていきましょう。
1.美容師がブログを書く本当の理由
ブログはサロンワークの続き
美容師は、施術中にさまざまなことをお客様へ伝えています。
- 髪が傷んでいる原因
- 自宅でのお手入れ方法
- 商品の使い方
- メニューが必要な理由
- 次回来店までに気をつけること
- 髪をきれいに保つために必要なこと
しかし、限られた施術時間の中ですべてを伝えるのは難しいです。
お客様も、一度に聞いたことをすべて覚えられるわけではありません。
そこで役立つのがブログです。
例えば、お客様へ乾かし方を説明した後に、
「今日お伝えした乾かし方を、写真付きでブログにまとめています。自宅で分からなくなった時に見てください」
と案内できます。
商品を購入してもらった後であれば、
「使う量と順番をブログにまとめているので、帰宅後に確認してください」
と伝えられます。
ブログは、サロンワークで伝えきれなかったことを、お客様がいつでも確認できるようにするものです。
お客様のための記事が結果につながる
ブログを始める時に、
- 集客したい
- 商品を売りたい
- アクセスを増やしたい
- 検索で上位に表示されたい
と考えること自体は悪くありません。
ただし、最初から売上だけを目的にすると、宣伝や売り込みの強い記事になりやすくなります。
最初に考えてほしいのは、
この記事は、誰のどんな悩みを解決するために書くのか
ということです。
お客様の役に立つ記事を積み重ねることで、結果として、
- お客様から相談される
- 新しいメニューに興味を持ってもらえる
- 商品の必要性を理解してもらえる
- 新規予約が入る
- 商品購入につながる
- お客様から紹介される
という成果につながっていきます。
地方や田舎でもブログを書く意味
現在は、住んでいる場所に関係なく情報を探せる時代です。
地方で美容室を経営していたとしても、悩んでいる人に必要な情報を届けられれば、ブログから予約や商品注文につながる可能性があります。
重要なのは、都会か地方かではありません。
誰に向けて、どんな悩みを、どのように解決するのかが明確になっているかです。
2.ブログを書く前に決める3つのこと
ブログ本文を書き始める前に、必ず次の3つを決めます。
松島式ブログの基本
- 何のために書くのか
- 誰に向けて書くのか
- 何を、どんな方法で解決するのか
この3つが曖昧なまま書き始めると、途中で何を伝えたいのか分からなくなります。
何のために書くのか
記事を読んだ人に、最終的にどのような行動をしてほしいのかを決めます。
例えば、
- サロンへ予約してほしい
- 商品を購入してほしい
- 商品の正しい使い方を理解してほしい
- 新しいメニューの必要性を知ってほしい
- 自分の悩みを相談してほしい
などです。
ここで大切なのは、1つの記事につき、メインのゴールを1つにすることです。
1つの記事の中で、
- 予約してください
- 商品も買ってください
- LINEにも登録してください
- Instagramもフォローしてください
と複数の行動を求めると、読者は何をすればよいのか迷います。
記入ワーク
この記事を読んだ後に、読者にしてほしい行動は何ですか?
__________________
誰に向けて書くのか
「髪に悩んでいる女性へ」
では、対象が広すぎます。
記事を書く時は、実際に目の前で相談を受けている1人のお客様を想像します。
曖昧な例
40代女性。会社員。髪に悩んでいる。
具体的な例
45歳の女性。
白髪染めを繰り返してから、髪のパサつきが気になるようになった。
トリートメントを変えても髪がまとまらず、毎朝アイロンを使っている。
白髪染めは続けたいが、このまま髪が傷み続けるのではないかと不安に感じている。
ここまで具体的にすると、その人に何を伝えればよいかが見えてきます。
記入ワーク
この記事を読む人は、どのような人ですか?
__________________
その人は何に悩んでいますか?
__________________
その悩みによって、日常で何に困っていますか?
__________________
その人は、どのような未来を望んでいますか?
__________________
何を、どんな方法で解決するのか
次に、その読者の悩みに対して、この記事で何を伝えるのかを決めます。
具体例
読者の悩み
白髪染め後に髪がパサつく。
記事で伝えること
白髪染め後に髪がパサつく原因。
解決方法
- シャンプーの見直し
- タオルドライ
- 乾かし方
- 必要に応じたサロンケア
記入ワーク
この記事では、どのような解決方法を伝えますか?
__________________
3.1記事で伝えることは1つに絞る
ブログ初心者がやりやすい失敗は、1つの記事に情報を詰め込みすぎることです。
例えば、
「白髪、抜け毛、髪質改善、シャンプー、ドライヤー、ヘアオイルについて全部説明する記事」
では、読者は何の記事を読んでいるのか分からなくなります。
1つの記事では、1つの悩みに絞ります。
松島式・1記事の基本ルール
1人の読者
1つの悩み
1つの解決方法
1つのゴール
このルールを守るだけで、記事が分かりやすくなります。
4.ブログのネタはお客様から見つける
ブログを始めると、多くの人が、
「何を書けばよいか分からない」
という部分で止まります。
しかし、美容師は毎日お客様と話をしています。
記事のネタは、その会話の中にあります。
お客様との会話を振り返る
次の内容を思い出してください。
- 最近相談されたこと
- よく聞かれる質問
- 商品購入前に聞かれること
- 商品購入後に聞かれること
- お客様が自宅でうまくできなかったこと
- メニューを提案した時に不安そうだったこと
- 来店前によく問い合わせされること
- お客様が勘違いしていたこと
1人の質問を1つの記事にする
例えば、お客様から、
「ヘアオイルをつけると髪がベタつくんです」
と相談されたとします。
この質問から、
- ヘアオイルをつけるとベタつく原因
- ヘアオイルの適量
- ヘアオイルをつける場所
- ヘアオイルを使うタイミング
- 髪質に合ったヘアオイルの選び方
という記事を作れます。
最初からすべてを1記事にまとめる必要はありません。
まずは、
ヘアオイルをつけると髪がベタつく原因
という1つのテーマから始めます。
ネタ出しワーク
お客様からよく聞かれる質問を10個書き出してください。
1.__________________
2.__________________
3.__________________
4.__________________
5.__________________
6.__________________
7.__________________
8.__________________
9.__________________
10._________________
この中から、最初の記事にする質問を1つ選びます。
最初の記事テーマ:
__________________
5.本文を書く前にタイトルを決める
どれだけ内容が良くても、タイトルを見て興味を持ってもらえなければ記事は読まれません。
そのため、本文を書く前にタイトルを決めます。
タイトルで伝える3つのこと
タイトルを見た時に、次の3つが分かるようにします。
- 誰に向けた記事か
- どのような悩みについて書かれているか
- 読むと何が分かるか
初心者向けタイトルの3つの型
悩み型
白髪染め後に髪がパサつく原因とは?
対象者型
白髪染め後のパサつきに悩む40代女性へ
解決型
白髪染め後のパサつきを抑えるために見直したい3つのこと
最初は、この3つの型から選べば十分です。
タイトルの改善例
改善前
おすすめのシャンプーについて
改善後
白髪染め後の髪がパサつく方へ|美容師がシャンプー選びを解説
改善前
髪質改善トリートメント
改善後
髪質改善をしてもまとまらないのはなぜ?施術前に知ってほしい3つのこと
改善前
タオルの紹介
改善後
髪を乾かす時間が長い方へ|ドライヤー前にタオルを見直す理由
タイトル作成ワーク
読者の悩み:
__________________
記事で伝える解決方法:
__________________
記事を読んで得られること:
__________________
タイトル案1:
__________________
タイトル案2:
__________________
タイトル案3:
__________________
最終タイトル:
__________________
6.見出しは記事の設計図
本文から書き始めると、途中で話がずれやすくなります。
最初に見出しを作ることで、記事全体の流れが分かりやすくなります。
見出しだけで内容が分かるようにする
タイトル
白髪染め後に髪がパサつく方へ|最初に見直したい3つのこと
見出し
- 白髪染め後に髪がパサつくのはなぜ?
- トリートメントだけでは変わらないこともある
- 最初に見直したい3つのホームケア
- サロンで相談した方がよいケース
- 白髪染めを続けながら髪をきれいに保つために
見出しだけを読んでも、記事の内容がある程度理解できます。
見出しに対して本文を書く
見出しが、
「最初に見直したい3つのホームケア」
であれば、本文ではホームケアを3つ説明します。
途中で長い自己紹介や、関係のない商品の説明を入れる必要はありません。
1つの見出しでは、1つの内容だけを説明します。
見出し作成ワーク
記事タイトル:
__________________
見出し1・悩みや原因:
__________________
見出し2・よくある間違いや注意点:
__________________
見出し3・具体的な解決方法:
__________________
見出し4・美容師として伝えたいこと:
__________________
見出し5・まとめと次の行動:
__________________
ブログ教材①の課題
ここまで読んだら、次の5つを完成させてください。
- 記事を書く目的
- 記事を届ける相手
- 記事で解決する悩み
- 記事タイトル
- 記事の見出し
本文は、まだ書かなくて大丈夫です。
ブログ初心者が最初に時間をかけるべきなのは、文章を書くことではなく、
誰に、何を、何のために伝えるのかを決めること
です。
タイトルと見出しが完成した方は、次の記事で実際に本文を書いていきましょう。
次の記事
【ブログ教材②】ブログ初心者が最初の記事を完成させる松島式7ステップ
